毎日、株式ランキングで値上がり率の上位を見ていると、
とんでもなく株価の低い銘柄が20~25%ほど上昇していたり
するものなのですが、仕手株かもしれないと思うと気分的に
なかなか購入することができません。
完全にガンホー株の後遺症です。
なかなかうまくいかない「へそくり資産運用」。はじめての大勝負!!
しかし、たまにはそういった銘柄ではない時もあるのです。
1日に1,000円前後上昇していて、出来高も多い銘柄です。
「値がさ株」です。
最近では1単元(100株)の購入金額が50万円以上、
つまり株価が5,000円程度以上の銘柄のことを呼ぶのが一般的だそうです。
発行株数の少ない株ほど1株当たりの価値が大きくなるため、
値がさ株になりやすいそうです。
値がさ株は日経平均株価への影響度が大きい場合が多く、
相場が上向いてくると値がさ株の売買が増えるといわれています。
例えば、
ファーストリテイリング
ファナック
東海旅客鉄道
東京エレクトロン
ダイキン工業 などです。
こういった銘柄をしばらく観察しているととても面白い動きをするのです。
こういった株はたいてい売買単位が100株です。
(なかにはそうでない銘柄もありますが・・・。)
仮に300株持っていると、1,000円×300株=300,000円 の利益。
すごいですよね。1日の利益ですよ。
今まで購入してから1カ月ほど寝かせていた「へそくり資産運用」は、
ようやく20万円や30万円の利益だったのに、
それがたった1日で稼げるなんて夢のようです。
とりあえずこういった銘柄を購入して運用しようと決めました。
まず、ターゲットを絞るのですが、上場企業数は約3600社あります。
その中から2~3社に絞るのは至難の業です。
もちろん、株価が上昇しそうな企業でないといけません。
利用している証券会社の口座にログインし、
投資金額、PER、PBR、配当利回り、ROE、時価総額、25日移動平均、自己資本比率、 平均売買代金
などのファクターを自由に指定して銘柄スクリーニングを行うことはできます。
しかし、すぐに株価が上昇するとは限りません。
そこで、どういった企業の株が急激に上昇するのか観察することにしました。
まず、目を付けたのが「ヤフーファイナンス」の「株式ランキング」にある
「値上がり率」の上位の企業です。
1日に10~20%上昇した日もあるかと思えば、
その翌日には10%ほど下落したりします。
正直、そんな銘柄は怖くて手を出しにくいものなのですが、
短期で稼ぎたい私には、とても魅力的に見えました。
そんな銘柄の中でも、その後も一段と上昇していく銘柄があるのです。
そういった銘柄の共通点は、「人気がある」ということです。
人気があれば、こぞって株を手に入れようとします。
普通であれば、上昇しすぎた銘柄は利益を確定するために売却されます。
そのため株価は上昇することができず、横ばいに推移するか
もしくは下落します。
しかし、そこからさらに上昇する銘柄にはそれ以上のエネルギーを
必要とします。
新たにその銘柄を購入したいと思う人がたくさんいれば、
利益確定の売却も飲み込んでさらに上昇します。
それだけ人気があるということです。
もう一つは、「発行株式数が少ない」ということです。
発行株式数が少ないということは、まだ手に入れていない人が
たくさんいるということです。
株主が絶えず入れ替わって株価の上昇を続けることになります。
ただ、それだけでは限界があります。
上がり続けたその株価は、すでに天井となり下落していくのではないか
と思われると購入を避けるからです。
それを突破するために必要なのは、「憶測」だということがわかりました。
その企業が新しい取引先と大きな契約を結びそうだとか、
新たな技術を開発し発表されそうだとか、
発行株式数が少ないので分割発表があるのではないかとか、
そいうった憶測です。
憶測には無限の希望があります。
その希望が、さらに株価の上昇を招くことになります。